皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私の両親は、戦争体験者です。
母の兄二人は長崎大学医学部出身で兄二人が学生の頃、母は佐賀に住んでいました。
二人の兄もお盆休みで佐賀に帰省していた時の話です。
原爆が長崎に投下され暫くした日、長兄の友人が佐賀に訪ねてきたそうです。
見るからに怪我をしていた友人は、神戸出身の大きな病院の一人息子さんでした。
その方は長崎で被爆され、友人である長兄を頼ってきたそうです。
祖母はすぐに布団を敷いて、その日から家族総出で看病しましたが、
一週間後、亡くなられました。
その後、神戸からお母さんが駆けつけ、
『本当にありがとうございました。ひとりではなくて、皆様に看取られて幸せでした。』
と、感謝されたそうです。
長兄の友人は、亡くなる前に
『自分は長くない。
迷惑かけてすまない。
立派な医師になりたかった。
君には、自分の分も立派な医師になって下さい。』
と、言っていたそうです。
長崎の街で、叔父は内科開業医として亡くなるまで働きました。
長崎大学には、帰省しないでいた学生がたくさん命を落としました。
今一度、戦争とは、原爆とは、平和とは?
一人一人が考えることが大切だと思います。
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